宮島フェリーの違いを比較|JRと松大汽船はどっちがいい?はじめてでも迷わない選び方 

宮島 フェリー 違い 宮島ガイド

宮島観光を計画するうえで、意外と迷いやすいのが「どのフェリーを使えばいいのか」という点です。

宮島へ渡るフェリーは複数あり、同じ区間を走っていても、運航会社ごとに特徴や向いている使い方が異なります。

「JRと松大汽船は何が違う?」「景色がいいのはどっち?」「初めてでも迷わず乗れるのは?」

こうした疑問を持ったまま、なんとなく並んで乗ってしまう人も少なくありません。

この記事では、宮島フェリーの違いについてまとめました。

宮島へ行くにはフェリーが必須

広島県廿日市市の対岸にある宮島(厳島)は、海を渡ってアクセスする観光地です。

厳島神社や弥山、表参道商店街などの人気スポットはすべて島の内側にあり、橋や陸路で直接渡るルートはありません。

そのため、訪問する際は必ずフェリーに乗って海を渡る必要があります。

ルートとしては、電車や車で宮島口に向かい、宮島口フェリーターミナルから出航するフェリーに乗って、宮島に渡るのが一般的です。

この区間のフェリーは無料ではなく、乗船料金が必要です。

フェリー会社は複数あり、同じ区間でも料金・運航会社・サービス内容が異なるため、どのフェリーを利用するかによって移動体験も変わります。

宮島に行けるフェリーは4社

宮島に行けるフェリーは4社あります。

ここでは、それぞれのフェリー会社と特徴についてまとめました。

JR西日本宮島フェリー

「JR西日本宮島フェリー」は、JR西日本グループが運航する宮島口〜宮島間のフェリーです。

JR宮島口駅から徒歩3分、広電宮島口駅から徒歩1分にある西日本フェリーターミナルに乗り場があり、鉄道からの乗り継ぎが非常に分かりやすいのが特徴です。

宮島口フェリーターミナルから宮島までの所要時間は約10分で運航本数も多く、観光シーズンや多客期には増便対応が行われます。

このフェリーの大きな特徴のひとつが、嚴島神社の大鳥居に接近する「大鳥居便」が設定されている点です。

宮島口から出航する便のうち、9時10分発から16時10分発の便は海上から正面に大鳥居を望めます。

所要時間は多少延びるものの、移動そのものが観光体験になります。

また、始発・最終便の時間帯が比較的長く、早朝や夜間でも利用しやすい点から、観光客だけでなく地元利用者も多い航路です。

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宮島松大汽船

「宮島松大汽船」は、宮島口〜宮島間を結ぶ、もう一つの主要フェリー会社です。

JR西日本宮島フェリーと並び、観光・生活の両面で長年利用されてきた安定感のある航路を担っています。

所要時間は約10分で、基本的な移動時間はJR西日本宮島フェリーと同等で、こちらも観光シーズンや連休などの多客時には、状況に応じて増便対応が行われます。

また、宮島松大汽船はカーフェリー(車両航送船)をおおむね30分おきに運航しているフェリー会社です。

そのため、宮島に車で渡る人にとって、重要な航路といえるでしょう。

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アクアネット広島

アクアネット広島は、宮島航路に限らず、観光性の高い海上ルートを幅広く展開している海運会社です。

一般的な宮島フェリーとは性格が異なり、「移動そのものを観光体験として楽しむ」ことを重視した航路設計が特徴です。

代表的な航路が、ひろしま世界遺産航路です。

この航路は、広島市中心部(原爆ドーム周辺)と宮島を結んでおり、市内観光から宮島観光へとスムーズに移動できるルートとなっています。

船上から広島市街や広島湾の景色を楽しむことができ、移動時間そのものが観光の一部になります。

また、アクアネット広島は宮島口〜宮島間を結ぶ高速船も運航しています。

通常のフェリーよりも短時間での移動が可能で、所要時間は約5分。

時間を重視したい場合や、移動をコンパクトに済ませたい人にとっては、有力な選択肢となります。

アクアネット広島の大きなポイントは、「宮島口〜宮島」だけでなく、「広島市内〜宮島」という観光動線そのものをつなぐ航路を持っている点です。

通し切符を購入すれば、宮島口⇔宮島⇔元安桟橋で移動できます。

単に宮島まで移動する手段というよりも、広島観光と宮島観光を一体で楽しみたい人におすすめの航路です。

観光色の強いルート設計がされているため、移動の効率だけでなく、体験価値を重視する人に適したフェリー会社といえるでしょう。

ただし、便数も乗車人数も限られていることから、チケットは事前に予約しておくことをおすすめします。

株式会社アクアネット広島

瀬戸内シーライン

瀬戸内シーラインは、広島市内の海の玄関口である広島港と宮島を、高速船で結ぶ航路を運航しています。

所要時間は片道およそ30分で、広島湾を横断しながら宮島へ向かうルートとなります。

この航路の特徴は、広島港・プリンスホテル港・宮島港(宮島桟橋)の3港を結んでいる点です。

広島港周辺やプリンスホテル周辺に宿泊している場合、電車や路面電車を乗り継ぐ必要がなく、港からそのまま宮島へ移動できるため、移動の手間を減らせます。

また、瀬戸内シーラインは広島港〜宮島港航路に加え、宮島港〜呉港(広島県呉市)を結ぶ航路を運航することもあり、瀬戸内エリアを横断する移動手段として利用されるケースもあります。

一方で、定期フェリーと比べると便本数は多くありません。

利用を検討する場合は、当日の運航有無や時刻を事前に確認しておくことが重要です。

また、船体は比較的小型の高速船のため、観光シーズンや連休中は満席になりやすい傾向があります。

確実に利用したい場合は、事前予約を前提に計画を立てると安心です。

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宮島フェリーでよくある質問(FAQ)

「宮島 フェリー」でよくある質問をまとめました。

宮島のフェリーに関して疑問を抱えている方はぜひ参考にしてください。

Q1. 宮島フェリーに車・バイク・自転車は乗せられますか?

フェリー会社によって対応が異なりますが、JR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船では、車・バイク・自転車の航送に対応しています。

通常ダイヤのフェリーでは、船の1階(車両甲板)に積み込んで運航されますが、乗船できる台数には制限があります。

ただし、宮島島内は道幅が狭く、一般車両が通行できる範囲も限られているため、観光目的での車の乗り入れは基本的におすすめされていません。

また、宮島松大汽船には旅客フェリーとは別にカーフェリー航路があり、宮島口〜宮島間を約30分おき(1時間に2便)で運航しています。

旅客数が比較的少なく、落ち着いた雰囲気で移動できる点が特徴です。

一方、アクアネット広島、瀬戸内シーラインは車・バイクの航送は不可です。

ただし、瀬戸内シーラインに限り、折りたたんで輪行袋に入れた自転車のみ持ち込み可能とされています。

Q2. 車いすやベビーカーでも乗船できますか?

主要フェリーでは対応していますが、船により違いがあります。

JR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船のフェリーには、車いす固定が可能なバリアフリースペースや、バリアフリートイレが設けられています。

ただし、両社とも複数の船を保有しており、新しい船ほどバリアフリー設備が充実している一方、古い船ではスペースが狭く、利用しづらい場合があります。

また、アクアネット広島は船体が小さく、車いすスペースは1台分のみです。

また、広島市側の元安桟橋(原爆ドーム付近)では、階段の昇降が必要になる点に注意が必要です。

瀬戸内シーラインは車いす利用は可能ですが、フェリー自体は完全なバリアフリー仕様ではなく、乗組員や港湾スタッフによるサポート対応となります。

Q3. ペットと一緒にフェリーに乗れますか?

一部フェリーでは条件付きで可能です。

JR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船では、ペット同伴での乗船が可能で、ペットの運賃はかかりません。

ただし、以下のルールがあります。

  • 客室内には入れない
  • リードを付ける、またはケージ・キャリーバッグに入れてデッキで待機
  • 船の揺れに備え、目を離さない・ノーリードにしない

なお、アクアネット広島はペット同伴不可、瀬戸内シーラインについては、事前問い合わせが必要です。

※盲導犬・介助犬などの補助犬は、被介護者と一緒に客室利用が認められています。

Q4. 天候が悪い場合、フェリーはどうなりますか?

天候が荒れると安全確保のため、欠航となることがありますが、各社公式サイトでの事前告知や、宮島島内でのアナウンス放送などで、欠航予定時刻が事前に周知されます。

そのため、突然運航が止まることはほぼなく、「いきなり島から出られなくなる」というケースはほぼありません。

案内に従い、余裕をもって宮島桟橋へ向かうことが大切です。

Q5. 宮島訪問税とは何ですか?

宮島を訪れる人に課される環境整備目的の税金です。

2023年10月から、宮島行きフェリーの運賃に、1人100円(未就学児を除く)の宮島訪問税が加算されています。

この税金は、トイレ整備や、ゴミ箱設置など、宮島の持続可能な観光環境づくりに使われています。

Q6. 宮島フェリーを楽しむおすすめの乗り方は?

通常フェリーの構造は以下のようになっています。

  • 1階:車両甲板・バリアフリー・優先席
  • 2階:室内席+一部屋外席
  • 3階:屋外展望デッキ

移動の快適さ重視なら2階、景色を楽しみたいなら3階デッキがおすすめです。

瀬戸内海の島々や宮島の風景、条件が良ければ夕景まで楽しめ、行きと帰りで違った表情を見せてくれます。

帰りのフェリーでは、島内で購入した軽食や飲み物と一緒に、旅の余韻を感じながら海上の景色を楽しむのも宮島ならではの過ごし方です。

ただ、構造はフェリーによって異なるため、注意が必要です。

まとめ

宮島へ行くにはフェリー利用が必須ですが、運航会社ごとに役割や向いている使い方は異なります。

料金や所要時間だけを見ると大きな差はなくても、「どのフェリーを選ぶか」で体験の質は変わるのが宮島フェリーの特徴です。

この記事のポイントは次のとおりです。

  • 宮島口〜宮島の基本移動はJR西日本宮島フェリー/宮島松大汽船の2社が中心
  • JR西日本宮島フェリーは大鳥居航路・始発最終が長く、観光要素が強い
  • 宮島松大汽船は増便対応とカーフェリー(約30分おき)で実用性が高い
  • アクアネット広島・瀬戸内シーラインは「移動+観光体験」を重視する人向けの航路
  • 正解は1つではなく、旅の目的や宿泊場所に合ったフェリーを選ぶことが重要

フェリーは単なる移動手段ではなく、宮島観光の入口そのものです。

はじめてなら使いやすい定期フェリーを選び、余裕があれば帰りに別の航路を試すことで、景色や雰囲気の違いも楽しめます。

「早く渡る」「景色を楽しむ」「車で移動する」「観光動線をつなぐ」そのどれを優先するかを意識するだけで、フェリー選びに迷うことはありません。

ぜひ自分の旅程に合った宮島フェリーを選び、海を渡る時間から宮島観光を楽しんでください。

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この記事を書いた人

讃美牡蠣とは、広島・宮島近海にて牡蠣の生産・加工・販売をしている高品質牡蠣ブランド。讃美牡蠣編集部では、宮島をフィールドに、広島の観光・食・地域文化をテーマにしたメディアを運営中。

観光客目線と地元目線のあいだに立ち、語られすぎていない事実や、実際に役立つ気づきを大切にしながら、情報発信しています。

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