【宮島・弥山登山ガイド】初心者が知っておきたいルート・所要時間・注意点などをまとめました 

弥山 登山 宮島ガイド

宮島の霊峰・弥山(みせん)は、観光地として知られる一方で、自然と信仰が色濃く残る山でもあります。

弥山は登山で山頂に向かうことも可能ですが、「初心者でも登れるのか」「観光のついでに行っても大丈夫なのか」と迷う方も少なくありません。

この記事では、弥山登山を検討している方に向けて、登山ルートの特徴や所要時間、初心者が注意すべきポイントなどをまとめました。

安全に、そして後悔のない弥山登山を楽しむための判断材料として、ぜひ参考にしてください。

弥山とはどんな山か 

弥山(みせん)は、広島県廿日市市の宮島に位置する標高約535メートルの山で、島の中央部にそびえる宮島の最高峰です。

古くから信仰の対象とされてきた山であり、嚴島神社と深い関わりを持つ存在として知られています。

山頂付近には弥山本堂(御山神社)や霊火堂など、仏教・修験道に由来する史跡が点在しており、単なる自然の山というよりも、信仰と歴史が重なった霊山として位置付けられています。

また、弥山一帯は弥山原始林として、自然環境の保全が重視されています。

そのため、登山道や周辺施設も、観光地としての利便性と自然環境への配慮の両立を前提に整備されている点が特徴です。

弥山登山は観光の延長で登れる?

弥山登山は、宮島観光の流れの中で組み込まれることが多く、「本格的な登山」というよりも、観光と登山の中間的な位置付けとして紹介されることが多いのが特徴です。

実際、登山口は観光エリアからアクセスしやすい場所にあり、日帰り観光の一部として弥山を目指す人も少なくありません。

一方で、弥山は自然の山であり、登山道には傾斜や段差、岩場なども存在することから、散策路と同じ感覚で考えるのは適切ではありません。

弥山の登山ルート

弥山の登山ルートは、大聖院コース・紅葉谷コース・大元コースの3つです。

いずれのルートも、最終的には弥山山頂周辺へとつながっており、登山者の体力や目的に応じて選ばれています。

ここでは、それぞれのルートについてまとめてみました。

大聖院コース

大聖院コースは、弥山のふもとに位置する大聖院から登り始めるルートです。

登山道の途中には寺院や石段があり、信仰の道としての雰囲気を感じながら登れることから、歴史・信仰に関心のある人におすすめです。

他コースと比べて登山途中の見晴らしも良いため、登山としての要素と、参拝・巡礼的な要素を楽しめる点が、このコースならではの特徴と言えるでしょう。

山頂までの時間は、休憩も含めて約1時間30分~2時間程度です。

紅葉谷コース

紅葉谷コースは、初心者向きの定番登山コースです。

紅葉谷公園付近から登るルートで、季節によっては新緑や紅葉など、宮島の自然を感じやすいコースとして知られています。

前半は緩やかな登山道ですが、後半はやや急な階段があるため、体力や時間配分には注意が必要です。

山頂までの時間は、休憩も含めて約1時間30分~2時間です。

大元コース

大元コースは、島の南側に位置する大元神社付近から弥山原始林を登る登山ルートです。

他のルートと比べて利用者が少ない傾向があり、静かな環境で登山をしたい人に選ばれることがあります。

このコースは自然を身近に感じられますが、分岐点も多く、道を間違いやすいため、大元コースから登山する際は注意が必要です。

弥山山頂とは違った景色を楽しめる、駒ヶ林(こまがばやし)は大元コースからいけます。

山頂までの時間は、休憩も含めて約2時間~2時間半です。

弥山登山は初心者でも大丈夫? 

弥山登山は、「登山初心者でも挑戦しやすい山」と紹介されることがあります。

その背景には、観光地として整備されている点や、登山口へのアクセスの良さが挙げられます。

一方で、弥山はあくまで自然の山であり、舗装された遊歩道だけで完結する場所ではありません。

登山道には勾配や段差、足元が不安定な箇所も含まれており、事前準備や安全意識は欠かせません。

つまり、弥山登山は「登山経験が必須な山」ではないものの、「何も考えずに登れる山」でもない、ということです。

初心者が注意すべき弥山登山の落とし穴 

初心者が弥山登山で注意すべき点として多いのが、「観光地だから楽に登れる」という思い込みです。

実際、登山道は階段や傾斜が連続する区間があり、想像以上に体力を使う場面もあります。

また、天候の変化や路面状況によっては、足元が滑りやすくなることもあります。

さらに、下山時の負担を軽く見てしまうケースも少なくありません。

登りよりも下りの方が足腰に負担がかかることがあり、疲労が蓄積した状態での下山は転倒リスクを高めます。

「距離が短そう」「観光のついで」という油断が、初心者にとっての落とし穴になりやすいため、注意が必要です。

初心者が弥山登山を避けた方がよいケース

弥山登山は初心者でも可能とされる一方で、状況によっては登山を見送った方がよい場合もあります。

たとえば、天候が不安定な日や、雨天・強風が予想される場合は、安全面から慎重な判断が必要です。

また、観光スケジュールが詰まっており、登山に十分な時間を確保できない場合も注意が必要です。

焦って行動すると、疲労や判断ミスにつながる可能性があります。

体調が万全でない場合や、足元に不安がある場合も、無理に登ることはおすすめできません。

弥山登山で絶対に注意すべきポイント

弥山は観光地・宮島の象徴的な山である一方、自然の中を歩く「登山」であることに変わりはありません。

そのため、事前準備や行動判断を誤ると、思わぬトラブルにつながる可能性があります。

公式案内でも、登山前の準備や安全への配慮が繰り返し呼びかけられており、「観光の延長」と軽く考えない姿勢が重要です。

ここでは、弥山登山において特に注意しておきたいポイントをまとめました。

事前にトイレをすませておく

登山口付近や展望台などにはトイレが設置されていますが、登山道中にトイレはありません。

そのため、登山をはじめる前に、トイレを利用しておくことが、安心して行動するための基本となります。

水分・軽食は必ず事前準備

弥山の登山道に、自動販売機や売店はありません。

そのため、水分・軽食は、登山前に準備しておく必要があります。

午後遅くから登山しない

弥山登山では、登りだけでなく下山時間も考慮した行動計画が必要です。

午後遅い時間から登り始めると、下山時に日没が近づき、視界や足元の安全性が低下する可能性があります。

特に季節によって日照時間が変わるため、「まだ明るそう」という感覚だけで判断するのは危険です。

登山は午前中から開始し、余裕を持って下山できる計画を立てることが、安全面でも安心です。

観光用の靴・服装では危険 

弥山は観光地として知られているため、普段着や観光用の靴でも登れそうに感じるかもしれません。 

しかし実際の登山道には、石段や不規則な段差、雨天時に滑りやすい箇所が多く見られます。

サンダルや底が滑りやすい靴、足首をしっかり支えられない靴で登ると、転倒やケガにつながる危険性が高まります。

最低限、滑りにくい靴底で、歩行時に安定感のある靴を選ぶことが大切です。

また服装についても、見た目より動きやすさを重視しましょう。

登山中は汗をかきやすく、山頂付近では気温が下がることもあるため、脱ぎ着しやすい上着を用意するなど、体温調整を意識した準備が必要です。

天候・季節に気を付ける 

弥山の登山環境は、天候や季節によって大きく変わります。

雨天時は足元が滑りやすくなり、夏場は暑さ、冬場は冷え込みへの対策が必要です。

また、天候が不安定な場合や、体調に不安がある日は、登山を見送る判断も大切です。

「行けそうだから行く」ではなく、「安全に楽しめる条件が整っているか」を基準に考えることが求められます。

ロープウェー利用時の注意点

ロープウェーを利用して中腹まで移動するのも、弥山登山における選択肢の1つです。

ただし、ロープウェーを利用する際にはさまざまな注意点があります。

ます、ロープウェーは、天候や点検による運休がある他、日によっては予約していないとロープウェーに乗れない可能性があります。

そのため、登山当日に必ず運行状況を確認することが重要です。

また、ロープウェーを使っても、山頂までは徒歩での移動が必要となります。

「ロープウェー=楽に登れる」と考えず、歩く距離と時間を含めた計画を立てなければなりません。

弥山登山をおすすめできる人・できない人

弥山登山は、多くの人にとって魅力的な体験となる一方、すべての人に常に適しているとは限りません。

ここでは、弥山登山をおすすめできる人・できない人についてまとめました。

登山をおすすめできる人 

弥山登山は、時間に余裕があり、歩くことに抵抗がない方に向いています。

また、宮島の自然や信仰、景観をじっくり味わいたい方にとっては、満足度の高い体験となるでしょう。

事前準備を整え、無理のない計画を立てられる方であれば、初心者であっても挑戦しやすい山です。

観光だけでなく、「歩いて感じる宮島」を楽しみたい方にはおすすめできます。

今回は見送った方がよい人 

時間が限られている場合や、体調に不安がある場合は、無理に登山を選ぶ必要はありません。

天候が不安定な日や、装備が整っていない場合も同様です。

「弥山登山」でよくある質問 

「弥山 登山」でよくある質問をまとめました。

ぜひ参考にしてみてください。

Q1.弥山は初心者でも登れますか?

弥山は、登山経験が豊富でない方でも登れる山です。

実際に、観光と組み合わせて登山を楽しむ方も少なくありません。

ただし、「初心者向け=簡単」という意味ではありません。

石段や段差が多く、足元が不安定な場所もあるため、事前準備と無理のない計画が前提となります。

歩きやすい靴と服装を整え、時間に余裕を持った行動ができる方であれば、初心者でも挑戦しやすい山といえるでしょう。

Q2.弥山登山の所要時間はどれくらいですか?

弥山登山の所要時間は、選ぶ登山ルートやロープウェーの利用有無によって変わりますが、登りと下りを含めると4~5時間程度は想定した方がよいでしょう。

ロープウェーを利用する場合は時間を短縮できますが、山頂まで上る場合は、徒歩となるため、一定時間は確保しなければなりません。

また、途中での休憩や参拝時間を含めると、余裕を持ったスケジュールが望ましいとされています。

時間に制限がある場合は、無理に登山を組み込まず、観光とのバランスを考えることが重要です。

Q3.ロープウェーを使えば楽に登れますか?

ロープウェーを利用することで、登山の負担を軽減できるのは事実です。

中腹まで一気に移動できるため、体力的な消耗を抑えられます。

ただし、ロープウェーを降りた後も、山頂までは徒歩での移動が必要となります。

ロープウェーはあくまで補助的な手段と考え、歩く準備をした上で利用するのが安全です。

Q4.弥山登山は何歳くらいから可能ですか?

弥山登山に明確な年齢制限は設けられていません。

実際には、子どもから高齢の方まで、幅広い年齢層が登山を楽しんでいます。

ただし、年齢よりも重要なのは、体力や歩行の安定性、当日の体調です。

年齢に関わらず、不安がある場合はロープウェーの利用や、登山の見送りを検討したほうがよいでしょう。

Q5.雨の日でも弥山登山はできますか?

小雨程度であれば登山が行われることもありますが、天候状況を見て判断するのがおすすめです。

雨天時は、石段や登山道が滑りやすくなり、転倒のリスクが高まります。

また、天候悪化によってロープウェーが運休する可能性もあります。

そのため、雨の日は無理に登山せず、当日の状況を確認した上で判断することが大切です。

安全を最優先に考え、天候が不安な場合は別の観光プランに切り替えることをおすすめします。

Q8.弥山登山は午後からでも間に合いますか?

午後からの登山が不可能というわけではありませんが、あまりおすすめしません。

その理由は、登りだけでなく、下山時間や日没時刻も考慮する必要があるからです。

午後遅くから登り始めると、下山時に暗くなりやすく、安全面での不安が増します。

また、弥山展望台は10時~16時しか空いておらず、16時以降は閉鎖されるため、登ったものの、展望台で景色を眺められないリスクもあります。

そのため、可能であれば、なるべく午前から登山するようにしましょう。

Q9.登山しない場合でも弥山を楽しむ方法はありますか?

はい、あります。

弥山は登山だけが楽しみ方ではありません。

ロープウェーからの景色や、周辺の寺社、展望スポットなど、登山をしなくても楽しめる要素がたくさんあります。

また、宮島全体には見どころが多く、無理に登山を組み込まなくても充実した観光が可能です。

体調や時間に合わせて、「今回は登らない」という選択をすることも、満足度の高い旅につながります。

まとめ 

弥山登山は、宮島観光の延長として気軽に楽しめる一方で、自然の山として向き合う意識が欠かせません。

初心者でも挑戦しやすい山といわれていますが、実際には石段や起伏のある登山道が続き、想像以上に体力を消耗する場面もあります。

弥山登山で押さえておくべきポイントは次のとおりです。

  • 弥山は初心者でも登られているが、準備が欠かせない
  • ロープウェーを利用しても、山頂までは必ず徒歩区間が残る
  • 午後遅くからの登山や軽装での入山はリスクが高い
  • 体調や状況次第では、登山を見送る判断も正解

弥山登山を安心して楽しむために大切なのは、「登れるかどうか」ではなく「今日は登るべきか」を考える視点です。

体調や天候、当日の観光スケジュールを踏まえて判断することで、安全な宮島観光を楽しめます。

弥山は、無理をして登る山ではありません。

自分のペースで向き合い、最適な選択をしながら訪れることで、宮島の魅力をより深く味わえるでしょう。

2026年3月1日、宮島口に牡蠣小屋がオープン!

宮島 牡蠣小屋

広電宮島口駅から目の前!たった5秒!(広電宮島口駅としゃもじ広場の間)

日本の"食"と"文化"を体験できる体験型牡蠣小屋。

2026年3月1日グランドオープン!!

詳細はこちら!

この記事を書いた人

讃美牡蠣とは、広島・宮島近海にて牡蠣の生産・加工・販売をしている高品質牡蠣ブランド。讃美牡蠣編集部では、宮島をフィールドに、広島の観光・食・地域文化をテーマにしたメディアを運営中。

観光客目線と地元目線のあいだに立ち、語られすぎていない事実や、実際に役立つ気づきを大切にしながら、情報発信しています。

讃美牡蠣編集部をフォローする
宮島ガイド
讃美牡蠣編集部をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました